30歳、正社員未経験でもWEBマーケッターとして採用に
前職では、先輩と衝突が絶えませんでした。私が数値から導き出した提案というものが、やはりかんにさわるところがあったのかもしれません。
私は、仕事は単に上に言われた通りにやるのではなく、自分の頭で考えて結果を出すというのが重要だと考えています。
特に、WEB業界というのは、昭和の終身雇用の考え方の会社はほとんどなく、自分自身の実力で居場所を勝ち取っていくものだと思います。
私は、30代なのでこの先の人生について確かなことは言えません。しかし、スキルさえあれば、WEB業界で食いっぱぐれることはないのではないかと思います。
もし万が一、会社員としてどこにも雇ってもらえないということになっても、WEB集客のスキルさえあれば、新たにビジネスを立ち上げることだってできるのです。
そんな経緯から退社することになりました。
失業保険もなく広告収入で食いつなぐ
前職もアルバイトで雇用保険には入っていませんでした。失業保険はありませんでしたが、広告収入が月10~15万ほどの収入があったので、独身の私一人の生活はなんとかなりました。
WEBマーケティングの仕事をまたしたいと思っていましたが、SEO業者やWEB広告の代理店ではなく、通販会社のWEBマーケティング部門でインハウスの立場で働きたいと思っていました。その方がより深い施策ができると思ったからです。
この時2011年~2012年頃の話ですが、まだ大阪ではインハウスのマーケッターを雇うという感覚は中小企業には少なかったようで、求人もあまり出ていませんでした。
余談になりますが、日本ってどうもものづくりの国だからなのか商品を作れば売れると考えている人が多いですね。商品を作る前に必ずニーズがあるかどうか調べる必要があると思いますが。
それはさておき、このような経緯から私は、WEB通販スタッフの求人に応募していくことになります。
当時は、find jobという求人サイトに、WEB関係の求人が多く出ていました。そして見つけた文房具通販の会社に面接に行ったが不採用。おそらく、受注スタッフを求めていたのかもしれません。
SEOやリスティング広告運用の仕事がしたかったので、そのようなアピールをするのですが、やはりこの会社が求めていた人材と違ったようです。
ハローワークにあった掘り出し求人
あと、ハローワークでも探しました。ハローワークは、ブラック企業が多い、良い求人がないという感想をお持ちのかたももしかしたらおられるかもしれません。しかし、よく探せば掘り出しものの求人が出ていることがあります。
そんな時、見つけたのがインテリア通販会社の求人。なんと自宅から自転車で15分程度の場所でした。しかし、その求人もWEBマーケティングではなく、コーダーの仕事でした。
なんとなく後ろ髪ひかれるので、とりあえず求人票を印刷して、家でサイトを見てみることに。そのサイトが狙っているであろうキーワードで検索してみると30~40位あたりでした。
これなら私のスキルで順位を上げられると思いました。なので、メールでSEOのスタッフとしてどうかと問い合わせてみることに。
するとすぐに返事があり、ちょうどSEOに取り組みたかったとのことですぐに面接となりました。
そして、この会社でお世話になることになります。人生の中でもこの会社でほど、成長実感できたことはなかったのでした。