アパレル

20代後半インポートアパレル通販会社でキャリアを積む

ブライダル業界を離れて後、私はインポートアパレル通販の会社で勤務します。インポートアパレルとおしゃれな表現をしていますが、実際のところは社長+社長の奥さん+40代女性+30代女性の小さな会社です。そこに当時27歳の私が入社することになりました。

以前勤めていた着物通販は着物業界でも大手で、人数も多く仕事が細分化されており、あまり経験が積めなかったので、幅広い仕事にチャレンジできるという意味では、良い環境でした。

この求人は、フロムエーナビで見つけました。面接は社長に行っていただきました。着物通販の仕事である程度WEBのことが分かっていたというのと、WEB業界について新聞記事などで情報収集をして切り抜き帳を作っていたのを持っていってアピールしたのが評価されて採用となりました。メンズアパレルが中心の会社で、商品モデルも探していたようでモデルとしてもちょうど良かったのかもしれません。

実際に勤務して前職とは違い、商品登録でも、商品撮影、画像制作、販売文章作成など本当いろいろな経験ができました。

当時、藤村正宏氏のエクスペリエンスマーケティングという考え方に興味を持っていました。商品を売るのではなく、体験を売る。

この本を読んで私の人生が変わったと言っても過言ではありません。実は、こちらの会社にお世話になる前にネットではないマーケティング会社に正社員で採用が決まっていたのですが、辞退してこのネット通販の会社(アルバイト時給900円)を選びました。このエクスペリエンスマーケティングを試してみたかったからです。

例えば、商品販売説明文を書く時こんな風に書いていませんか?

・生地が●●産の●●を使用していて~
・シルエットがかっこよい~

もちろんそれは間違いではありません。しかし、それだけでは足りません。
エクスペリエンスマーケティングならこんな文章になります。

・こんな服を着て水族館とかにデートしたら楽しそうですね。

この服を着るとどんな体験ができるかという視点です。実際に、商品登録をする際に商品説明や画像制作においてこの考え方は、たくさん参考にさせてもらいました。商品をアップした後、売れているかチェックするのが楽しみで毎朝早く会社に来ていました。

しかし、この時の私はまだアクセス解析の概念がありませんでした。社長もあまり気にしてなかったような…

アクセスを増やすという概念もなかったので、ただ商品をアップしてその後何が売れたか確認するだけだったのです。

アクセス解析の概念の大切さがはじめてわかったのは、その後自分でホームページを作成した時でした。